2016年1月25日月曜日

考え直せ、JR西日本

なんか最近ニュースになってた、JR西日本の323系電車。こいつは、大阪環状線の103系や201系を置き換えるための電車だ。

だが、しかし。

こいつは環状線を走るために設計された電車なのに、3ドア車として作られる!

・・・

JR西日本は、新しい電車を3ドア車で作るか、4ドア車にするか、実験までしたらしい。そして、3ドア車で問題なしという結論を得たことになっている。が、調べたが詳細は報告は得られなかった。まあ、部外者にはどうでもいいだろうということか。

しかし、しかしである。

ドア幅が同じなら、箇所数が多い方がさばける人数が多いのが道理である。そんなに難しい話ではなくて、単に単位時間でドアを通過できる人数の一両当たりの総和が多いか少ないか、でしかないのだ。・・・だとすると、実験などするまでもなく、混雑緩和には4ドア車の方が向いているはずなのだ。実際、関東方面では4ドア車で統一の方向とも聞いている。

では、なぜ社会実験の結果、3ドアでは不都合という結論にならなかったのか。

①実験は、モックアップを作って3ドアと4ドアを比較したわけではない。
3ドアと4ドアの差を「正しく」評価したいなら、3ドアロングシートの車両と4ドアロングシートの車両のモックアップを製作し、工場内で乗降のシミュレーションテストを実施してみればいい話である。しかし、JR西日本はそうしなかった。社会実験と称して、実際の大阪環状線に一部時間帯に3ドア車はだけの時間帯を作り、その状況を観察したのである。しかも、いまある3ドア車であるから、それは221系であり223系であり225系なわけで、つまりすべて転換クロスシートの車両だったわけだ。

まあ、JR西日本には3ドアロングシートの車両はないわけだし、4ドアのクロスシート車両もないとすれば実際に走らせての実験であればこうなってしまうわけだ。だからといって・・・。

②大きな遅延の発生もなく、混乱も見られなかった。
どんなに混雑していても、ドアさえ閉めることができれば、発車できる。発車できれば遅延の発生もない。混乱?・・・社会実験の実施を事前に予告、広報していたのであるから大きな混乱こそ、起きるわけがない。3ドア車ばっかり走らせる、と予告されたら、その時間帯を避けて通勤した人もいるだろう。だいたい15分間程度の時間帯である。環状線以外の路線であれば、前後一本乗り換えるだけで調整できる時間だ。

・・・では、本当に何もなかったのか。否、Web上をあちこち探せば、「ホームは普段より混雑していた」「積み残しがあった」などのレポートを上げている人が見つかる。

では、何が起こっていたのか。

・・・

3ドア車はすべて転換クロスシートの車両だった。これは、4ドア車よりも乗せられる人員は少ない。乗れる人数が少ないのであるから、乗降時間もそれなりになる。・・・結果、電車の遅延は、そこまで発生しない。そりゃそうだ。乗れなくなったらどうしようもないので、乗らない。電車は発車する。・・・もっと長時間にわたり3ドア車だけを走らせていたら、きっと大混乱が発生していたのではないか。

結局、JR西日本のシナリオ通り、ドア数を減らしても電車は遅れない、という事実だけが残ったのではないか。・・・社会実験は、こうなることが分かった上での出来レースだったのではなかろうか。

・・・

もうすぐ、新しい323系電車の投入が始まるという。3ドア車両が徐々に増えても、大阪環状線の輸送力が維持されることを切に願うものである

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